見積書に並ぶ代表的な項目は、敷金、礼金、仲介手数料、前家賃です。敷金は退去時の精算後に残額が返還される場合があります。礼金と仲介手数料は返還されない性質の費用です。前家賃は初回に支払う家賃分で、入居日によって金額が変わります。このほか、火災保険料、鍵交換費用、保証会社の利用料など、見積書に含まれる項目は物件ごとに異なります。書面に載っている項目と金額を一つずつ確認しましょう。
見積書と重要事項説明書の突き合わせ
契約前に重要事項説明書が交付されます。見積書と並べて、物件名、契約期間、家賃、敷金・礼金・仲介手数料などの金額が一致しているか照合します。書面にない項目が請求されていないか、逆に見積書にない項目が説明書に含まれていないかも確認しましょう。不明点は管理会社に理由を書面で質問し、回答をもらってから契約を進めるのが安全です。確認は契約当日より前に、余裕を持って行いましょう。
契約書で確認したい3つの条項
更新料の有無と金額、解約予告期間、連帯保証人または保証会社の利用条件の3点は契約書で必ず確認します。更新料は支払う回数と金額が契約書に明記されているか確認しましょう。解約予告期間は何ヶ月前までに通知が必要かで引っ越し時期が変わります。保証会社を利用する場合は審査があり、利用料の条件は会社ごとに異なります。口頭の説明と書面の記載が異なる場合は、書面を基準に管理会社へ確認してから契約を進めましょう。
相場は地域と物件で異なる
敷金や礼金の慣行は地域や物件によって異なり、全国一律の相場はありません。ネット上の相場情報や周囲の経験談は目安に留め、必ず見積書で個別に確認してください。同じ市区町村でも物件によって条件が違うため、一般化して判断しないことが大切です。相場を調べる場合は、同じエリアで複数の物件の見積書を比較するのが現実的な方法です。相場情報だけで即断せず、書面で裏取りしてください。
専門家への確認で契約を締結
不明点は管理会社、宅建士、消費生活センターへ確認しましょう。契約には入居審査と重要事項説明が必須で、内見だけで成立するものではありません。費用の根拠、返還の条件、契約期間の扱いなど、納得できるまで質問することが契約後のトラブルを避ける近道です。書面を確認してから判断してください。