市販薬の使用頻度が増えた、効き目が弱まった、頭痛で仕事や家事に支障が出る。こうした状態が続くなら、一度受診を検討したい。市販薬に頼りすぎる前に、一度専門の場で相談するのが安心だ。週に数回、頭痛のために予定を変更することがあるなど、日常生活への影響を自覚した時も受診の目安になる。頭痛外来は、慢性頭痛の診断と治療に特化した外来で、初診はまず医師との問診が中心となる。
初診で行われること
問診では「いつから、どのくらいの頻度で、どんな痛みか」を尋ねられることが多い。発症時期、痛みの場所や性質、吐き気などの随伴症状、市販薬を含む服薬歴を整理しておくとスムーズだ。「いつ・どんな時に起きるか」を記録した頭痛ダイアリーは、診断の手がかりになることもあり、自分の頭痛の傾向を知るきっかけにもなる。必要に応じて検査が行われるが、内容は医療機関や症状により異なる。初診では緊張せず、分からないことは医師に遠慮なく尋ねてほしい。
受診前に準備すること
問診をスムーズにするため、以下の情報をメモにまとめておくとよい。
- 頭痛が始まった時期と頻度(月に何日程度か)
- 痛みの場所・性質・強さ
- 吐き気や光がまぶしいなど、痛み以外の症状
- 使用中の市販薬とその服用歴
「いつから・どのくらい・どんな痛みか」は、頭痛外来の問診で聞かれる代表的な項目。普段から頭痛ダイアリーに記録しておけば、答えやすくなる。痛みの記録は、受診当日に思い出そうとするとあいまいになりがち。日頃から簡単に記録しておくのがおすすめだ。受診時は健康保険証やお薬手帳も忘れずに持参したい。
受診先の選択肢
頭痛外来のほか、脳神経内科や脳神経外科でも頭痛の診療は行われる。まずかかりつけ医に相談し、適した医療機関を紹介してもらう方法もある。近くの医療機関に直接問い合わせる方法もある。どこを選ぶかは症状や地域により異なるため、無理をせず自分に合う窓口を探してみよう。受診を迷う場合は、問い合わせや相談から始めるだけでも、不安は和らぐはずだ。
受診時の注意点
本記事は診断や治療の代替ではなく、確定診断は医師による。頭痛外来での診察内容や検査は医療機関により異なる。突然の激しい頭痛など緊急性が疑われる症状がある場合は、記事の内容にかかわらず早めに受診し、必要なら救急相談を利用してほしい。特定の医療機関や医師を推薦するものではない。