「初期費用0円」と表示されていても、無料になるのは敷金・礼金など一部だけの場合があります。想定される例として、「0円」が敷金・礼金を指す一方、保証会社利用料、火災保険料、鍵交換代、管理費・共益費が別途必要になるケースがあります。Googleの広告ポリシーは、情報を歪曲・虚偽表示・隠蔽するページには広告を配信しないと定めています。ただし、これは広告表示の基準であり、契約内容を保証するものではありません。「0円」の対象範囲と残る費用の合計は、必ず見積書で確認してください。「初期費用0円」の隣に小さく条件が書かれていることもあり、表示だけで判断しないことが重要です。
「審査OK」の約束は広告主の支配外
「審査OK」「保証人不要」の表示にも注意が必要です。入居審査は管理会社や保証会社が物件ごとに個別に判断するもので、広告主の支配外にあります。GoogleのAFSポリシーでは「信用調査なし」のような、自社の支配外にある具体的な約束は重大違反に分類されます。また、広告でユーザーを誘導する場合、流量源はターゲットページの内容を正確に説明していなければならないとも定められています。広告文言とページ内容が食い違う場合は、疑ってかかる判断材料になります。なお、米国・カナダで住宅広告のパーソナライズ配信を制限する規制は、日本には直接適用されません。
契約前に確認したい3点
契約前に、次の3点を確認してください。
- 広告表示と見積書の突き合わせ:「0円」の対象範囲、敷金・礼金・仲介手数料、追加費用の合計を数字で確認する。
- 重要事項説明書と契約書:契約条件が広告と一致しているか、設備・解約条件まで書面で確認する。
- 保証会社の条件:審査基準、保証料の金額と支払い方法、連帯保証人や緊急連絡先の必要性を確認する。
まとめ
賃貸広告は情報の入口です。広告の「約束」をそのまま信用するのではなく、見積書・重要事項説明書・契約書の順に書面で確認しましょう。物件や時期、管理会社によって広告表示や追加費用は異なり、本稿は個別物件の内容を保証するものではありません。日本固有の費用相場や宅建業法等の規制についても本稿では断定しません。不明点は管理会社や宅建士に相談してください。本稿は法律解釈や契約アドバイスではありません。